母の日に何もしない!娘・息子・嫁の割合と背景【夫はどうする?】

母の日は世界中でお祝いされる特別な日ですが、「何もしない」という人は少なくありません。

5月12日(日) 2024 母の日 

娘や息子、嫁の立場で、母や義母に対して「何もしない」場合、その背景にはどのような事情や感情が隠されているのでしょうか。また夫は、母の日にどのように関与しているのかもとりあげます。

この記事では、母の日に何もしない理由、家庭内の様々な事情に焦点を当ててみました。

母親たちには寂しい現実かもしれませんが、そこにはさまざまな社会的、心理的な要因が影響しています。

内容

  1. 母の日に何もしない割合とその背景
  2. 何もしない理由とその多様性
  3. 母親が母の日に何もされないことに感じる失望や不満
  4. 家族間のコミュニケーションの重要性

 

母の日に何もしない娘・息子・嫁の実態【割合】

母の日のカーネーション

何もしない人の割合

母の日に何もしない家庭の割合はどの程度なのでしょう。

全国的な大規模調査と言えるものが無いとはいえ、実はそこそこの数の人が「何もしない」のではないかと言われています。ある調査では、男性の約50%、女性の約30%が母の日に何もしないと回答しています。つまり、世間がどんなに母の日を話題にしても「右ならえ」をしない人が一定数存在しているということでしょう。

それでも、二人に一人以上が、母の日に「何かする」のでしょうから、無視するわけにもいかないファミリーイベントが、母の日と言えそうです。

特に「母」「義母」である当事者にとっては、母の日の世間の賑わいは、期待する気持ちを高め、「何もしてもらえない」ことは、意外と大きな失望や不満の原因となる現実は理解しておきたいものです。

娘や息子

母の日に何もしない娘や息子について「なぜ何もしなかったのか」といった事情を探ると、いくつかの理由が考えられます。

まず、若い世代の傾向として「母の日」の意義が十分に認識されていないということです。特に、現代の若者は、感謝の気持ちを形式的なイベントではなく、日常の中で表現することが一般的です。

また、うっかり母の日を忘れてしまうケースも少なくありません。若者は日々忙しく、関心が家族の事よりも他にあることも多いのでしょう。

このようにして、娘や息子が母の日に何もしない背景には、忙しさや記念日の重要性の感じ方の違いがあるのかもしれません。

ただ、母の日に何もしないことが、母親にとって想像以上にショックを与えているケースは少なくないようです。母の日に対する母親の思いはどのようなものなのかは、知っておくほうが、家族内の理解を深めることになるでしょう。

義母に何もしない嫁

母の日に、嫁の立場の女性が、義母に対して何もしない場合、単純な理由としては、まず義母の趣味がわからないということが挙げられます。そもそも義母の食べ物や色の好みなどがわからないというケースです。

また、お嫁さんの立場の女性が生まれ育った環境によっては、母の日にプレゼントを贈ったり食事をしたり、そうした習慣がなかったということもあります。

このような場合は、お嫁さんが何もしないことは、必ずしも無関心から来るわけではなく、家庭内の習慣や個人の価値観の違いと言えるでしょう。

ただ義母側から「なぜ何もしてくれないの」と尋ねるわけにもいかず、やがて不満が蓄積することがありますので、配慮することがおすすめです。

 

義母と嫁の関係となると、母の日に何もしない理由は、もう少しデリケートなものも多いようです。嫁と義母との関係性が、影響していることもよくあります。関係がそれほど親密でない、または緊張がある場合、嫁は母の日に特別な行動を起こすことに消極的になる傾向があります。

触らぬ神に祟りなしとしてスルーしているのか、関心が無いという意思表明なのかは、どちらであってもデリケートな問題です。

この場合、母の日という年に一度の問題ではなく、根本的な人間関係の問題があることをお互いに感じ取っているはずです。

また、結婚して家庭を持つと、夫と妻が、自分の親、また配偶者の親との関係をどのように築いているかによっても、母の日の行動は左右されます。

気を付けたいのは、実母に対する母の日と、義母に対する母の日を比較した場合、かける費用や情熱があからさまに違う場合、夫婦間にも影響を与える事が考えられます。

母の日と言えども、それが夫婦の問題にならないよう、配慮はしたいところです。

母の日に何もしない影響【娘・息子・嫁・夫】

何もしないと怒られる?

母の日に何もしないことで、娘や息子が怒られる事態は、期待と現実のギャップから生じています。

ギャップが不満を生むとはどういうことか、簡単にご説明しましょう。たとえば安売り店の店員の接客マナーが悪くても腹は立ちませんが、デパートの店員の対応が悪いとかなり不満に感じるはずです。

安売り店の店員に対して、多くの人はさほど丁寧な接客を期待しませんが、デパートの店員には、丁寧なマナーで対応してもらえて当然だと言う期待があるのです。

つまり不満とは、期待と現実との差なのです。

母親としては、年に一度の母の日に、家族からの何らかの感謝の表現があってもいいはずだと、無意識であっても期待しているようであれば、「何もしてもらえなかった」現実との間にギャップが生まれ、そこに不満が生じるということです。

期待が高ければ高いほど、不満も大きくなるのです。

女性は母親になった日から、ずっと家事や育児、また仕事にと、多忙を極める中での労力を、子どもにかけてきた人が多いのです。こうした行為は日常の中のありふれた出来事として注目を浴びることも無く、多くの母は日々を過ごしています。

その日々の思いを、一年に一度の母の日くらいは、気にかけて認めてほしいという願いが根底にあるため、その期待が満たされないと感情的な怒りとなってしまいます。

母の日に何もしないことが、なぜ怒るのかを家族が理解し、感謝の気持ちを日頃から表現することを心がけてみてはいかがでしょう。

何もしてもらえない義母や実母

これまで説明してきた通り、母の日に何もしてもらえないという経験は、多くの母親にとって意外と心に重くのしかかるものです。

この日は、一般的に子どもや配偶者から、感謝の気持ちを形にしてもらえる機会とされていますが、何もしてもらえないと感じられる寂しさは、ただ単にプレゼントがないこと以上の意味を持つことになりやすいのです。

これは、母親としての見返りを求めているわけではなく、むしろ、家族からの愛情や認識を確認したいという深層心理からくるものと言えそうです。

 

このような状況においては、家族内でのコミュニケーションを見直す良い機会となり得ます。母の日に何もしてもらえなかった母親がどのように感じているかを家族が理解し、日常の中で感謝を表現する方法を模索することが、絆を深める一歩となり得るでしょう。

お嫁さんと義母との関係も同様です。お嫁さんとしては直接的には義母に何もしてもらっていなくても、間接的にでも、夫や子供が世話になっているのであれば、言動で表現してみることはお互いの信頼を築くことになるでしょう。

女性たちは、友人知人たちとの間で、おしゃべりに花を咲かせることが多いもの。母親たちにとって、4月から6月にかけてのおしゃべりの話題は、娘や息子、またお嫁さんから、何をもらった、何をしてもらったということで、持ちきりになる事は珍しいことではありません。

みんなが、娘や息子、お嫁さんに「これをもらった」「あんなことしてもらった」と楽しそうに話す中、何もしてもらえなかった「母」や「義母」が、少なからず心の傷を深めていくのは容易に想像できることです。

 


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夫は何もしないでいいのか

母の日に何もしない夫に対する見方は、さまざまです。

夫が何もしない理由としては、単に母の日の重要性を理解していない、または忘れてしまっていることが多いと言えるでしょう。

もし、なんとなく妻の機嫌が悪いと感じることがあるのなら、母の日を契機に、夫は、妻が家族の中でどのように扱われることを期待しているのか、この点を理解するチャンスにしてはいかがでしょうか。

夫婦間の小さなほころびは、やがて大きな傷を生じさせてしまうものです。不満を妻本人が口に出すころには、かなり蓄積されている傾向がありますので、早めに手を打つことが大切です。

機嫌が悪そうだから放っておくと言う考えは、妻にはしないほうがよいのです。不満は小さいうちに早めに爆発できるよう、ちゃんと引き出してあげるもの、夫の妻への優しさです。

なお、家庭によっては、夫が積極的に関与して子どもたちと一緒に、母親である妻に対して、何かを準備することもあります。これには、感謝の気持ちを表すためだけでなく、家族全体の和を保つための気持ちが込められていると言えるでしょう。

 


雑談でリサーチ

母の日については、家族間でオープンなコミュニケーションを持っておくことは重要です。そうすることで、母の日に対する認識の違いがネガティブなものにならず、より良い関係を築くきっかけとなることでしょう。

「母」や「義母」に対して、日ごろからこんな質問を雑談の中でかわしておくのもおすすめです。

「お母さんは、自分が子供の頃、どんな母の日を過ごしたの?」
「母の日の想い出はある?」
「お母さんがしたことで、おばあちゃんが喜んだことは何?」

この雑談から、「母」や「義母」が無意識に抱いている母の日への期待がきっと伝わってくることと思います。

【まとめ】母の日に何もしない娘・息子・嫁

母の日は無視できない家族イベントと見なされている
一方、母の日に何もしない人は意外と多い
母の日に何もしないことで母親が感じる失望は深刻なことも
若い世代は母の日の意義を認識していない傾向にある
日常生活の忙しさが母の日を忘れる原因となる
母親にとって母の日は家族からの感謝を確認する日
嫁と義母の緊張関係が母の日の対応に影響を与える
これまでの習慣の違いが母の日に何もしない理由となることも
夫との関係が義母への対応を左右する
母の日の行動は夫婦間の問題に影響を及ぼす可能性がある
母の日に何もしない、娘や息子、お嫁さんがいる、そのこと自体は珍しい事でもなければ批判される事でもありません。
ただ、母の日は、どこかで期待を寄せる母親たちと、それを果たさない子どもや嫁たちの間で、様々な感情や事情が交錯する傾向があるのは事実でしょう。
母の日をどう過ごすかはそれぞれの価値観や習慣、さらには家族関係の深さに大きく影響しているものです。
この日に何もしないというのも選択肢の一つですが、それがどのような意味を持つのか、家族や夫婦で会話する機会を持つことは大切でしょう。
それにより、家族全員の関係性を見つめ直し、より深い絆を築く助けとなるはずです。
さあて、どうしましょう、ね。