今日は3月3日、桃の節句、雛祭りですね。
幼い頃、私の家でも、毎年この時期になると雛人形を飾っていたものです。
田舎育ちの私にとって、雛人形と言えば、大きな雛段飾り。
そんな私が、都会暮らしとのギャップを切実に感じたのが初孫の女の子の誕生でした。
昭和の雛祭りの思い出|田舎ならでは楽しみ方
私は地方出身なので、都会の住宅事情とはずいぶん違い、大きな家が当たり前だったんですね。
しかも、私が生まれ育ったのは、昭和の大家族。
お雛様の飾りつけも、今思えば、それはそれは豪華なものでした。
雛人形で遊んだ子ども時代の思い出
何段あったのか覚えていませんが、子ども心にはそびえ立つように見えた雛飾り。
部屋の半分が雛壇で埋まり、ふすまを開いた隣の部屋からも家族みんなで眺めていたものです。
夜になると、弟とこっそりその部屋に忍び込み、お雛様が動かないか観察したり、お雛様の冠をそっと外して自分の頭に乗せてみたり。
随身(ずいじん)らの刀を抜いてチャンバラももちろんしました。
お道具の鏡台やタンスの引き出しを出したり入れたり、牛車の扉をこじ開けて中をのぞいたり・・・
赤い毛氈をくぐって雛壇の中に隠れ、秘密基地ごっこをしたのも楽しい思い出です。
都会での初節句|初孫の雛祭りの失敗談
そんな田舎育ちの私は、都会暮らしの初孫の初節句に思わぬ失敗をしました。
私は夫の後添えで、夫には娘が三人、私には息子が一人。
そうして新しくなった家族の中で、やがて三女が初孫となる女の子を授かりました。
まだまだ後妻として気を使っていたときに、何よりも初孫を授かったことが嬉しくてうれしくて、都内のアパートで暮らす娘の家に、お雛様を贈ることに。
できるだけコンパクトなものを選んだつもりでしたが、それでも都会の暮らしには大きめだったようです。
贈り方に迷ったら?現金という選択肢も
収納にちょっと困っている様子を他の娘から聞いて
「もっと都会に合うコンパクトなものに買い替えようか?」と提案しましたが、三女からは「〇〇(初孫の女の子の名前)が、愛着をもっているから大切にするよ」との返事。
本当は大きくて困っていたに違いないのですが、でも、娘の優しさに甘えて、そのまま飾ってもらうことにしました。
今、その孫も中学生。
その後、他の娘たちにも女の子が生まれましたが、この時の反省を込めて、それからはお祝いは現金にしました(笑)
結びに|雛人形、大切なのは「贈る気持ち」
田舎と都会、それぞれの暮らしには違いがありますね。
お祝いごとも、相手の暮らしに合わせるのが一番。
でも、大きすぎるお雛様も、家族の思い出として大切にしてもらえるなら、それはそれで幸せなのかもしれません。
皆さまのお宅では、どのように桃の節句をお楽しみになったのでしょう。
今は、四人の子どもがすべて結婚しそれぞれ子供もいるので、夫婦二人の暮らしが基本の私たち。
雛あられでもいただきましょうか・・・あ、雛祭りのケーキも美味しそう。
午後のお楽しみといたします。
ところで、人形には魂が宿るとよく言われますよね。
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