未来を信じられた時代があった|希望だけは大きかった頃を思い出した話

子どもの頃、そして若い頃、未来は「きっと良くなるもの」だと、疑いなく信じていた気がします。

特に昭和は、今よりずっと不便だったはずなのに、不思議と空気は明るかったですね。

 

あの頃の大人たちは、未来の話を真剣に語っていました。

 

それは夢物語というより、本当に「そうなる」と思っていたのだと思います。

今日は、そんな時代の空気を、少し思い出してみたいと思います。

 

未来を語ってくれた大人たち

当時の私は、身近な大人たちから、こんな未来の話を聞いていました。

 

「日本全国、くまなく繁栄する。
交通網が広がって、格差がなくなる」
子供の頃、
学校の先生が語っていました。

今回も、私のX(旧Twitter)のポストから引用しながらお伝えします。

 

先生の言葉の背景には、昭和に田中角栄が掲げた「日本列島改造論」の空気がありました。

 

全国に道路や鉄道が広がり、地域の差がなくなっていく。

そんな未来を、本気で思い描いていた時代だったのだと思います。

 

今よりずっと物は少なく、不便なことも多かったはずなのに、なぜか希望だけは大きかった。

 

頑張れば、きっといい未来が来る。

いま振り返ると、その空気そのものが、少し眩しく感じられます。

 

そして最近、あの頃とは違うかたちで、そんな気配がまた少し戻ってきているようにも思えます。

次は、20代に入ったばかりの頃、聞いたお話。

「すぐに翻訳できるコンピュータが登場する。
だから世界中の人と、すぐに友達になれる」
そう話していたのは、
平成初期の大手PCメーカーの管理職の人。

 

勉強が苦手だった私は、友人たちと「ヤッター」とほくそ笑んだものです。

言葉の壁さえなくなれば、世界はもっと近くなる。

そんな未来を疑わずに想像できたんですね。

 

「宇宙人はいるから、
いずれ記者会見が行われる」
NASAに知人がいるという、
経済界の有識者の話。

時代は平成、私が30代になった頃に聞いた話でした。

 

その方自身が、海外の名門大学で学んだ経験があり、しかも「立場があるので普段は言わない」と前置きして語られた内容だったため、私にはかなり重い言葉として残りました。

 

当時は都市伝説として片づけられることが多かった話題ですが、最近では公的機関が未確認現象を研究対象として扱うなど、少なくとも「公式に議論されるテーマ」にはなってきました。

 

時代は、少しずつ変わっていくものですね。

貧しさの中にもあった希望

実は私自身、思春期に家業が倒産し、貧乏のどん底を経験したことがあります。

だからこそ、「希望」というものの力を、少しだけ知っているつもりです。

 

生活は決して楽ではありませんでした。

それでも、未来を信じる理由が社会の中にありました。

 

新しい技術が生まれ、人間はこんなことまでできるのかと驚かされるニュースがあった。

努力が報われる、という物語が、確かに存在していたんです。

 

「頑張れば未来は良くなる」

そんな言葉を、疑わずに受け取れる時代だったのだと思います。

 

このブログを読んでくださる方の中に、同じような時代の空気を覚えている方がいらしたら、ちょっと嬉しいです。

いつからか感じるようになった違和感

けれど今は、少し空気が変わったように感じます。

 

汗を流す過程よりも、いかに楽に結果を手に入れるかが注目されることが増えました。

努力よりも、目に見えるリッチな結果が先に評価される。

 

そしてもうひとつ、どうしても引っかかることがあります。

 

悪意ある人たちに対応するために、善意の側がどんどん不自由になっていくことです。

 

詐欺やトラブルを防ぐために、まじめに生きる人ほど手間が増える。

それは、どこかおかしいのではないかと感じています。

それでも、まだ変わっていけるのかもしれない

けれど最近、ふと気がつくのです。

 

「このままではいけないよね」

 

そんな小さな気配が、あちこちに漂い始めている気がします。

大きな声ではなくても、一人ひとりの違和感が、少しずつ行動になっていくような感覚。

 

昔のように、無邪気に未来を信じられる時代ではないのかもしれません。

 

それでも。

 

まだ、世の中は変わっていけるのかもしれない。

そう思える瞬間があるだけで、心は少し軽くなります。

 

子どもの頃に見上げていた未来とは、形が違っていますが、それでも希望を灯し続けてきた人が声をあげ、若い人が新しい希望を掲げている。

 

そんな印象を受けています。

 

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希望の光。

私も、それを見つける一人でありたいと思います。

 

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