映画で人生が変わるのはなぜ?映画は「誰と観るのか」も楽しみの一つ

映画の魅力って、ただの娯楽にはとどまらないと思いませんか?

感動したり、考えさせられたり、観たことで「なんだか映画で人生が変わった気がする」という体験もあるかもしれません。

また、「誰と一緒に観るのか?」も、その映画体験が左右されますね。

内容

  1. なぜ映画で人生が変わるのか?
  2. 映画で人生が変わる理由は「脳」
  3.  映画を観る相手が「誰か」で変わる体験

どうぞお付き合いください。

なぜ映画で人生が変わるのか?

映画は心に「経験」を増やしてくれる

映画の力って本当にすごいですよね。

たった2時間で、まったく違う人生や時代、未知の場所を「体験したような気分」にさせてくれます。

例えば、宇宙の果てまで旅をするSF映画や、誰かの人生の悲喜こもごもを追体験するヒューマンドラマ。

私たちが現実では味わえない感情や冒険を、映画は届けてくれるのです。

この作用は、脳の働きと密接に関係しているんです。

心理学では、映画を観ることで私たちは「代理体験」をしていると考えられています。

代理体験とは、他人の体験を自分の体験として取り込むことで、感情や行動に影響を受ける現象のことです。

ミラーニューロンが作り出す共感体験

この代理体験を支えているのが、「ミラーニューロン」という神経細胞の存在です。

ミラーニューロンは、他者の感情や行動を観察したとき、まるで自分がそれをしているかのように脳内で反応を引き起こすんです。

例えば、映画のキャラクターが笑えば私たちも嬉しくなり、彼らが悲しむと心が揺さぶられる――そんな感情移入はこの仕組みによるものなんですね。

さらに、映画を観ている間には、アドレナリンやドーパミン、オキシトシンといったホルモンが分泌されます。

そのため、映画のキャラクターやストーリーに深く感情移入しちゃうというわけです。

 

だからこそ、映画はただの「鑑賞」ではなく、「体験」になるのかもしれませんね。

映画で人生が変わる脳の仕組み

映画を観るとき、私たちの脳は、現実の出来事と仮想の出来事(映画のストーリー)を完全には区別できないことがあると言われています。

だから「映画は人生を変える」わけなんです。

 

特に、感情を揺さぶられるようなシーンでは、脳がまるで現実の体験であるかのように反応することがわかっているんですね。

映画中の感情は、脳内の実体験と似ている

心理学的研究によると、映画の中で起こる出来事に対して私たちが感じる恐怖や喜びは、現実のそれと非常に似た神経反応を引き起こしていることがわかっています。

たとえば、ホラー映画を観ていると、脳はスクリーン上の恐怖を現実の脅威として処理し、心拍数が上がったり、汗をかいたりしますよね。

これは、視覚や聴覚からの刺激が、脳に非常にリアルな情報として伝わるからです。

 

特に、映画音楽や映像の迫力が加わると、私たちの脳はその出来事を「リアル」なことであるかのように受け止める傾向があるんです。

感動が記憶に深く刻まれる仕組み

映画で涙を流したり、心が温かくなる感覚を覚えたりするのは、感情を司る脳の「扁桃体」が活発に反応するためです。

扁桃体は、感情と記憶を結びつける役割を持っています。

そのため、映画を通じて感じた強い感情は、長期間にわたって記憶に残りやすいのでしょう。

この記憶こそが、映画を「人生を変えるような体験」として捉えさせる要因です。

映画で人生が変わるなら、誰と観るかで変わる体験

映画は「共有体験」で一層深まる

また、映画の楽しさを何倍にもしてくれるのは、「誰と観るか」という要素です。

一緒に笑ったり、感動したり、同じシーンで驚いたりすることで、その映画はただの娯楽ではなく、「共有した記憶」として心に刻まれるものなのでしょう。

 

CHIKAKO
我が家のエピソードです。

観た後に「あのシーン、どう思った?」と話し合える相手がいるのは、映画の余韻がさらに深まる気がしています。

 

もちろん、一人で観た映画も別格ですよね。

誰にも邪魔されず遠慮もせず、心底没頭してみた映画の記憶も強烈なものがあります。

 

CHIKAKO
20代の頃、チケットをもらったのでベトナム戦争をテーマにした映画「プラトーン」を一人で観ました。これがきっかけで社会時事を扱った映画に一気に関心が深まりました。

 

感性が違う人との楽しみ方は?

また時には、好みが全く違う人と映画を観ることで、新しい視点に気づくこともあります。

「そこに注目するの?」と思うような発見が、映画の新しい楽しみ方を教えてくれることもありますよね。

 

YURI
気になる男性との初デート。ふらりと入った映画館で、想定外のセクシーシーンの多い映画で、大変気まずくなったことがあります。

 

CHIKAKO
あはは、それも今なら楽しい思い出ですね。

ただし、映画に全く興味を示さない人や否定的な感想ばかりの相手とは、正直少し居心地が悪いことも(笑)。

でも、それもまた「映画の見方って本当に人それぞれなんだ」と感じられる面白さかもしれません。

【結びに】映画で人生が変わるなら

映画には、私たちの心を揺さぶり、人生に新しい風を吹き込む力があります。

しかも、観る相手やその時の状況によって、映画の楽しみ方は大きく変わります。

 

皆さまにとって、「人生を変えるような映画」はどんな作品ですか?

もしよろしかったら是非教えてくださいね。

 

 

CHIKAKO
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