人生って、思いがけず大きく流れが変わることがありますよね。
自分では何も悪い事をしたつもりがなくても、突然、人生の軌道修正が強制執行されることも。
そういう時って、「なんでこんなことが起こるの?」って思いませんか?
でも、あとから振り返ると「あれが転機だったんだな」と思えることも多いんです。
実は、私には、突然の変化を余儀なくされることは少なくなかったと感じています。
今日は、そんな転機の一つ、ニュースキャスターになった思い出話しです。
お付き合いいただけたら嬉しいです。
人生の軌道修正は突然やってくる
これは、私のXからの引用です。
自分に非がないのに、人生の軌道修正を迫られると、理不尽さに腹が立つもの。でも、そういう時こそ案外チャンスだったりします。
その環境から弾き出されたんじゃなくて、実は救い出されたんだと気付く瞬間がきっときます。 pic.twitter.com/RkaA40cpDW— 山辺千賀子/やまべちかこ (@white7pearl) February 12, 2025
皆さまの周囲でも、不遇と思えたことが、後にチャンスになるというケースを見かけることはあると思います。
人生塞翁が馬です。
ただ当事者にとっては、不遇は不遇でしかないので、とてもつらいものです。
なぜなら、その後にチャンスが来るとわかっているわけでは無いからです。
地方でCMプランナーを
20代の前半、私は故郷でCMプランナーとして働いていました。
地元のテレビやラジオに流すコマーシャルです。
企画を考えたり、アイデアを形にするのが楽しくて、とてもやりがいを感じていました。
そんな中、突然の誹謗中傷に巻き込まれ、どうにも居心地が悪くなり、その仕事から離れることにしたのです。
理不尽な出来事に、「どうして私が?」と何度も思いました。
まったく身に覚えのない噂を立てられたのです。
当然、職を失い収入もゼロに。
なぜこんなことになったのか、当時はよくわかっていませんでした。
でも、数年後、その仕事の責任者から連絡があり、「実はあなたを誹謗中傷していた首謀者に騙されていた。本当に申し訳なかった」と謝罪されました。
「彼女があんなに平気で嘘をつく人だとは思わず・・・信じた私がバカだった」
うなだれてお詫びされる姿に、私のほうが驚いたものです。
聞けば、その仕事の責任者は、私を誹謗中傷していた女性と、その後、愛人関係に進展したとのこと。
それも、本当に驚きました。
もしかしたら、彼女は勝手に私を恋のライバルだと思ったのかもしれません。
なぜなら、私も、彼女からは、その責任者のことを悪く聞かされていたからです。
私は、彼女に対して、「まあ、でも悪い人じゃないよ」と、責任者を擁護する側にいたんです。
つまり、責任者と私の間に入って、お互いへの信頼を壊すようなことをしていたと言えるのです。
責任者は、彼女が訴えることに耳を傾け、残念ですが、私を誹謗中傷通りの人物だとみなしたのでしょう。
責任者から、なぜか叱責を受けるようなことが増えていきました。
まさか、その二人が恋仲になっていたとは・・・。
男と女の関係は、本当にわからないものだと思います。
地元テレビのニュースキャスターに
こうしてCMプランナーを辞めたことで、なんと、新しいチャンスが舞い込んできました。
地方のテレビ局でニュースキャスターとして出演する話が舞い込んだのです。
最初は戸惑いましたが、思い切って挑戦してみると、本当にやりがいがあり楽しかったです。
どうやら、私の企画や取材への姿勢に期待をかけていただいたようです。
これはCM制作で培ってきた経験そのものでした。
私は、それまでCMプランナーとして、地元のマスコミには出入りしていたんですね。
それで白羽の矢を立てていただいたのです。
私の場合も、こうして思ってもみなかった道が開けていきました。
そして、「あの時あのままCMの仕事を続けていたら、ニュースキャスターのチャンスには出会えなかったかもしれない」と思ったものです。
この地元テレビの経験が、更に次のステップへと繋がっていきましたので、今思えば不思議としか言いようがありません。
軌道修正のサインに気づくために
「まさかこんな変化が起こるなんて」と思うような出来事も、実は少し前からサインが出ていることが多いですね。
もし、こんな感覚を持ち始めたら、それは軌道修正のタイミングが近づいているのかもしれません。
私自身の経験を踏まえても、こういう小さなサインをキャッチしたほうが、流れにスムーズに乗れたのではないかと思います。
今日ご紹介したエピソードは、私が20代のことで、こうしたサインを受け止めきれず、ただ「いきなり無職になり収入も途絶える」というアクシデントとしか思えなかったものです。
実際、この現実にはかなり打ちのめされました。
でも、もしもっと早くにサインに気が付いていたら…。
やはり日頃から、自分の気持ちに正直になることが、スムーズに軌道修正を受け入れるカギかもしれませんね。
軌道修正は天の導きかも
突然の変化って、不安や恐れがつきものです。
不幸や不運って、天罰が下ったような気がして、ますます落ち込んだりしますし。
でも、自分の心にやましさがないなら、それは決して「天罰」なんかじゃなくて、新しい未来への「天の配慮」だと、年齢を重ねた今なら確信できます。
仕事でも恋愛でも、ふいに訪れる転機って、最初は傷つくけれど、後になって「あの時、環境を変えてよかった、流れに押し流されてでも変わってよかった」と思えること、結構あると思いませんか?
もし今、人生に大きな変化が訪れているなら、それはもしかしたら、自分にとって必要な転機としてチャンスに変える気持ちでいたほうが、きっとプラスになるはずです。
結びに
人生の軌道修正が強制執行されるとき、つい「最悪…」って思っちゃいますよね。
でも、それはただの不幸な出来事じゃなくて、新しい扉が開くサインかもしれません。
もし今、大きな変化に戸惑っているなら、「これって何かのメッセージかも?」とちょと意識してみてください。
変化に抗うのではなく、「もしかして新しい扉が開いたのかも?」と考えてみることで、未来がぐっと楽しみになってくるはずです。
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\CMプランナー時代のエピソード/
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実は、今回お話したエピソードは序の口です。
青天の霹靂、地獄へ真っ逆さまという変化もいくつか経験してきました。
いずれお付き合いいただけると嬉しいです。ではまた♪