バタークリームケーキはまずい⁉美味しく食べる秘訣をどうぞ

バタークリームケーキについてどんな印象を持っていますか?

 

「バタークリームケーキってまずい」と思っている人、多いんじゃないでしょうか。

自称バタークリーム宣伝大使として断言します!

 

「バタークリームケーキがまずいなんて、そんなことない!」

 

若い人の多くは、美味しく食べるコツを知らない人が多いだけだと感じています。

昭和生まれの人なら、もしかしたら、その記憶、バタークリームじゃないかも、です。

美味しく食べる秘訣は「室温に戻す」

バタークリームケーキの最大の魅力は、なんといってもそのリッチな風味。

 

でも、それを台無しにしてしまうのが、冷たいまま食べること。

 

冷蔵庫から出してそのまま食べると、固くて風味が引き立たず、「なんだこれ…」という感想になりがちです。

 

写真はすべてイメージです

 

実際、冷たいままではバターの良さが全然発揮されません。

だからこそ、室温に戻してから食べるのがポイントなんです。

 

これで、バターならではのリッチな口溶けと豊かな風味が楽しめます。

 

「バター好きなら絶対好き!」と断言したいのですが、もしかしたらこれを知らずに誤解している人、多いかもしれません。

実はバターじゃない!? バタークリーム事情

ところで、市販のバタークリーム(に見える)ケーキの中には、本物のバターではなく、植物性油脂(マーガリンやショートニング)で作られているものも多いんです。

 

実は、これが「まずい」と思われがちな原因の一つ。

 

植物性油脂のバタークリーム(のようなクリーム)は冷たいまま食べると、プラスチックみたいな食感になることがあるんですよね。

なんていうか、油っぽさだけが目立つ感じ。

 

でも、これも室温に戻すことでぐっとよくなります。

とはいえ、本物のバターで作ったクリームとは風味がやっぱり違うので、バター好きの方には物足りないかもしれません。

本物バターのクリームは胃に優しく重くない

「バタークリームケーキは重い」というイメージもありますね。

特に日本人は、軽い口当たりのスイーツを好む傾向があるので、濃厚なバタークリームはちょっとヘビーだと思われることも。

 

でも、本物のバターで作ったクリームは実はそこまで重くないんです。

 

 

適度な甘さとコクで、むしろ口溶けが良くて胃にも優しいんですよ。

最近ではバターの健康効果が見直されていて、短鎖脂肪酸や中鎖脂肪酸が消化吸収を助けると言われています。

植物性油脂のクリーは?

それに比べて、植物性油脂のクリームはどうでしょう?

確かに、口当たりは軽いです。

でも、植物性油脂は消化に時間がかかるため、意外と胃もたれを感じることも…。

 

バタークリーム好きとしては、「重いと思っていたのは実は植物性油脂だった…!」なんて話もよく聞きます。

胃もたれしやすい人は、ぜひ本物のバタークリームを試してみていただきたいですね。

昭和人間の私の思い出

昭和生まれの私は、クリスマスケーキといえばバタークリームケーキが定番でした。

生クリームは、冷蔵環境の未整備で手に入りにくく、保存性の高いバタークリームが主流だったんです。

 

私が幼い頃、祖父と父が経営していた会社が全盛期(その後は転落、奈落の底へ)で、クリスマスの季節になると、綺麗なお姉さんやサンタさんが次々に我が家を訪れて、ケーキを届けてくれました。

 

 

きっと、会社の取引先や夜の社交場の関係者が「お歳暮代わり」にお届けくださっていたのでしょう。

きらびやかなお姉さんには、子ども心ながら近寄りがたい華やかさを感じていたものです。

 

ただ、肝心のケーキはというと、我が家は和菓子派が多くてあまり手を付ける人がいませんでした。

お手伝いさんたちにおすそ分けしても残るので、結果的に、弟と私がほぼ食べることに。

 

冷蔵庫も、昭和は今のような大型のものはなく、ケーキは室温に置かれたままになるんですね(ですから生クリームケーキが流通しなかったのでしょう)

そのおかげで、いつも絶妙に柔らかくなったバタークリームが楽しめました。

バタークリームケーキは美味しいだけじゃないんです。

その見た目の豪華さ!

幾重にも重ねられたバラの花びらや繊細なフリル様なデコレーションは、生クリームでは再現できないものでした。

 

美しいだけでなく、特別感たっぷりで、私にとっては最高の夢のごちそうだったんです。

 

そんな思い出があるからこそ、バタークリームケーキが見かけなくなった今でも時折無性に恋しくなるんでしょうね。

 

 

時どき、取り寄せてでも食べたくなるバタークリームケーキ。

本当に、心底、今日は食べたい気分です…。

 

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